大荒沢堰堤の後は・・・旧和賀川水力発電所跡へ 1
皆さん、こんばんはー!八戸は突き刺さるように寒くて外にできるだけ出たくないです^^;
体調に気をつけてお過ごしくださいませ。
さて、今回も毛皮のマリーズ・・・ではなく和賀シリーズで行きますよー!!
これから行きますのは前回紹介した大荒沢堰堤と共に昭和15年(1940)頃に併設され
昭和39年(1964)湯田ダムが完成し大荒沢堰堤と共にその役目を終えた【旧和賀水力発電所】跡です。
今も発電所の下、放水路付近に黒い迷彩塗装が残っているそうでこの和賀シリーズの中で実は一番に
見たかった所です。でも、簡単には行けない所でして・・・。
ずっと憧れていた美しき廃墟へいざっ!
この廃墟へのアプローチは困難を極めますのでKさんと何度か下見をしに来ています。
この日は11月23日だったのですが落ち葉になっているこの時期行きやすい感じになっているのではないかと
行けても行けなくても近くまで行くだけ行ってみよう!ということでこの日になりました。
この画像の場所は和賀仙人駅前の国道107号線から細い裏道を行くとこの吊り橋の橋脚跡が
どーんと目立ってあります。
そういえば、和賀仙人駅の前にあった廃校の仙人小学校は解体中でした・・・。残念

山菜獲りみたいな格好の私は置いておいて^^;
この橋脚の真下の和賀川の対岸で北本内川と合流する左側の山の急な斜面と川に挟まれてその廃墟はあるのです。
まず、ここから見えないかと行ってみます。

おおー!!!見える見えるー\(^o^)/でも真下を覗くと増水した川が・・・しかも高い・・・。
この前まで木の葉っぱで姿が見えづらかったのですが落ち葉になって露わに
あーーーでも、行けるのかなーコレ^^;

拡大しました。
サージタンク(調圧水槽)とその下はサージタンクで水車に流れ込む水量を安定させた後
水が通る水圧鉄管があった場所が見えます。

これが旧和賀水力発電所です。黒い迷彩塗装は下部に僅かに黒く見えるのがそうなのかな・・・。
ここからはよく見えないです^^;
あーーー近づきたい!!!ここもそこまで見えているのに行けないこのもどかしさ・・・。

そして橋脚の対岸にも橋脚が残っていましてかすかにガードレールが見えました。
とりあえずそこまで目指すことに

北上市から国道107号線、和賀仙人駅手前に平和街道入り口の案内が出てましたので
そこを右折し北本内林道に入り対岸にあった橋脚跡を発見。それを過ぎたあたりに
眼下に小さなある吊り橋が見えたのをKさんが発見し、まず橋脚跡にクルマを停めて・・・
とても立派なので素敵な吊り橋だったんでしょうね・・・高さもあるし。

そこの脇に道がありましたのでそこを歩きます。
何か左側に石碑が見えてきました。

昭和二十年三月二十三日建立 白鷲鑛山遭難者供養塔と記してあります。
対岸の最初に見た橋脚跡辺りに和賀仙人鉱山跡があったそうであの吊り橋跡もその関係のものなのでしょうか・・・。
分からないですけど。
ちなみに和賀仙人駅から4kmの場所の平和街道筋にある遠平採鉱所がもっとも
駅から近い採鉱跡だそうです。

そして少し進んだ所の脇を見ると崖の末端に水神様の碑もありました。
行けますようにと手を併せておきました。

でも、この真下を覗くと震えがくるほど高く、増水した北本内川が見えます。

こんな深い山と谷の所にあの廃墟があると思うと・・・

なんだか色々不安になってきた。その後も進むと・・・

とうとう例の吊り橋が見えてきました。さっきKさんが北本内林道から眼下に見つけた橋です。

ワイヤーも新しく管理されているような橋ですがこの橋・・・おかしいです。
普通当たり前にあるものが・・・何かがないです。

はい、踏み板がありません^^;
左右に掴む網は張ってあるものの・・・
でも、あの廃墟に辿り着くにはこの橋を渡って山越えするかこの増水中の川を渡って辿り着くしか
ありません。色々ふたりでまごまご話しているうちに対岸からなんと!男性1人2人また3人と渡って
くるのです。(クルマを置いてきた所にもう1台神戸ナンバーのクルマがあったけど・・・)
私は人見知りなので後ろでまごまごしていましたがKさんがその3人集様に話かけた所
発電所に行ってきたようで山越えのルートをだいたい教えて頂きました。ロープもあるとか・・・。
只今14:14・・・この時期15時すぎると暗くなり始める・・・
Kさんが今から行けるかなーというと行けると思いますよ!と言われましたが
大丈夫かー??というような表情に見えたのは気のせいか・・・^^;
Kさん「大丈夫?行ってみる?」
ムー「ぅ?うん・・・・・・行く!!」
不安だったルートも大体教えてもらいさっきまでどうしようか・・・今日は辞めようか・・・
というのは吹き飛び進む決意をしました。
あの偶然にも会った3人集の方たちのお陰もありこの先を進めました。
この場を借りてお礼を言いたいです。ふたりでいつも言っています。
ありがとうございました!

よし、渡るぞ
背が低い私はかなり大股、手も思いっきり伸ばして渡りました(._.)
でも、橋自体は丈夫な感じで体重も手に預けられたので思ったよりもスイスイ渡ることが
できました。
レンズキャップが写ってしまいましたがこんな感じと載せたく撮ってみました。

このお墓密集地帯までなぜ写真を撮るのを忘れました^^;
吊り橋を渡ったあと極度の寒がりなので厚着をしていきましたがかなり暑くなってしまい
2枚履いてたKさんに借りたズボンを脱いで出直して旧平和街道の名残だと思われる
石垣と平場がありそこを登った辺りにこの小さなお墓が残っていました。

それからすぐ頭上に見える山の尾根まで等高線がかなり密集してるんじゃないかというような
急斜面を木の枝や幹に掴まりながら直線距離だと35mくらいよじ登りました。
枝がぽきっとなった時は下へズルズルと引き落とされそうです。
私は早くこの状態から抜け出したい気持ちばかりで上に真っ直ぐ登ることばかりやってしまって
斜めに斜めに登って行ってというKさんに注意されまくりで思い直して登り始めるとまた周りが見えなくなりでした。
挙句の果てにはもう帰りたい、もういやだーと泣き言ばかりで・・・反省してます^^;
だってよじ登ってもよじ登っても急斜面なんですもん・・・しかも厚着しまくったせいで暑いし
動きづらいし・・・なので途中の写真を撮らなかった事を後悔(._.)
これでたどり着けなかったら泣く(;_;)

やーーーっと尾根までたどり着けました。
墓密集地点から13分後、14:42に到着。かなり長い時間に思えました。
でも、辿り着いたのはいいもののそれらしきものが何も見えません。
嫌な予感・・・やだよ、絶対やだよ
向こうには北本内林道の橋が見えました。
数分前はあそこにいたのに戻りたい・・・

とりあえず諦めたくないので尾根沿いを発電所方向に歩いてみます。
和賀川が見えてきてするとするとーーーー5m程の眼下にあのサージタンクが見えましたーーーー\(^o^)/
さらに発電所まではここから20m程下にあります。もちろんまた急斜面です\(^o^)/

でも、ここまできたらもう一心不乱に突き進みます!!
次回につづく・・・
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さて、今回も毛皮のマリーズ・・・ではなく和賀シリーズで行きますよー!!
これから行きますのは前回紹介した大荒沢堰堤と共に昭和15年(1940)頃に併設され
昭和39年(1964)湯田ダムが完成し大荒沢堰堤と共にその役目を終えた【旧和賀水力発電所】跡です。
今も発電所の下、放水路付近に黒い迷彩塗装が残っているそうでこの和賀シリーズの中で実は一番に
見たかった所です。でも、簡単には行けない所でして・・・。
ずっと憧れていた美しき廃墟へいざっ!
この廃墟へのアプローチは困難を極めますのでKさんと何度か下見をしに来ています。
この日は11月23日だったのですが落ち葉になっているこの時期行きやすい感じになっているのではないかと
行けても行けなくても近くまで行くだけ行ってみよう!ということでこの日になりました。
この画像の場所は和賀仙人駅前の国道107号線から細い裏道を行くとこの吊り橋の橋脚跡が
どーんと目立ってあります。
そういえば、和賀仙人駅の前にあった廃校の仙人小学校は解体中でした・・・。残念

山菜獲りみたいな格好の私は置いておいて^^;
この橋脚の真下の和賀川の対岸で北本内川と合流する左側の山の急な斜面と川に挟まれてその廃墟はあるのです。
まず、ここから見えないかと行ってみます。

おおー!!!見える見えるー\(^o^)/でも真下を覗くと増水した川が・・・しかも高い・・・。
この前まで木の葉っぱで姿が見えづらかったのですが落ち葉になって露わに
あーーーでも、行けるのかなーコレ^^;

拡大しました。
サージタンク(調圧水槽)とその下はサージタンクで水車に流れ込む水量を安定させた後
水が通る水圧鉄管があった場所が見えます。

これが旧和賀水力発電所です。黒い迷彩塗装は下部に僅かに黒く見えるのがそうなのかな・・・。
ここからはよく見えないです^^;
あーーー近づきたい!!!ここもそこまで見えているのに行けないこのもどかしさ・・・。

そして橋脚の対岸にも橋脚が残っていましてかすかにガードレールが見えました。
とりあえずそこまで目指すことに

北上市から国道107号線、和賀仙人駅手前に平和街道入り口の案内が出てましたので
そこを右折し北本内林道に入り対岸にあった橋脚跡を発見。それを過ぎたあたりに
眼下に小さなある吊り橋が見えたのをKさんが発見し、まず橋脚跡にクルマを停めて・・・
とても立派なので素敵な吊り橋だったんでしょうね・・・高さもあるし。

そこの脇に道がありましたのでそこを歩きます。
何か左側に石碑が見えてきました。

昭和二十年三月二十三日建立 白鷲鑛山遭難者供養塔と記してあります。
対岸の最初に見た橋脚跡辺りに和賀仙人鉱山跡があったそうであの吊り橋跡もその関係のものなのでしょうか・・・。
分からないですけど。
ちなみに和賀仙人駅から4kmの場所の平和街道筋にある遠平採鉱所がもっとも
駅から近い採鉱跡だそうです。

そして少し進んだ所の脇を見ると崖の末端に水神様の碑もありました。
行けますようにと手を併せておきました。

でも、この真下を覗くと震えがくるほど高く、増水した北本内川が見えます。

こんな深い山と谷の所にあの廃墟があると思うと・・・

なんだか色々不安になってきた。その後も進むと・・・

とうとう例の吊り橋が見えてきました。さっきKさんが北本内林道から眼下に見つけた橋です。

ワイヤーも新しく管理されているような橋ですがこの橋・・・おかしいです。
普通当たり前にあるものが・・・何かがないです。

はい、踏み板がありません^^;
左右に掴む網は張ってあるものの・・・
でも、あの廃墟に辿り着くにはこの橋を渡って山越えするかこの増水中の川を渡って辿り着くしか
ありません。色々ふたりでまごまご話しているうちに対岸からなんと!男性1人2人また3人と渡って
くるのです。(クルマを置いてきた所にもう1台神戸ナンバーのクルマがあったけど・・・)
私は人見知りなので後ろでまごまごしていましたがKさんがその3人集様に話かけた所
発電所に行ってきたようで山越えのルートをだいたい教えて頂きました。ロープもあるとか・・・。
只今14:14・・・この時期15時すぎると暗くなり始める・・・
Kさんが今から行けるかなーというと行けると思いますよ!と言われましたが
大丈夫かー??というような表情に見えたのは気のせいか・・・^^;
Kさん「大丈夫?行ってみる?」
ムー「ぅ?うん・・・・・・行く!!」
不安だったルートも大体教えてもらいさっきまでどうしようか・・・今日は辞めようか・・・
というのは吹き飛び進む決意をしました。
あの偶然にも会った3人集の方たちのお陰もありこの先を進めました。
この場を借りてお礼を言いたいです。ふたりでいつも言っています。
ありがとうございました!

よし、渡るぞ
背が低い私はかなり大股、手も思いっきり伸ばして渡りました(._.)
でも、橋自体は丈夫な感じで体重も手に預けられたので思ったよりもスイスイ渡ることが
できました。
レンズキャップが写ってしまいましたがこんな感じと載せたく撮ってみました。

このお墓密集地帯までなぜ写真を撮るのを忘れました^^;
吊り橋を渡ったあと極度の寒がりなので厚着をしていきましたがかなり暑くなってしまい
2枚履いてたKさんに借りたズボンを脱いで出直して旧平和街道の名残だと思われる
石垣と平場がありそこを登った辺りにこの小さなお墓が残っていました。

それからすぐ頭上に見える山の尾根まで等高線がかなり密集してるんじゃないかというような
急斜面を木の枝や幹に掴まりながら直線距離だと35mくらいよじ登りました。
枝がぽきっとなった時は下へズルズルと引き落とされそうです。
私は早くこの状態から抜け出したい気持ちばかりで上に真っ直ぐ登ることばかりやってしまって
斜めに斜めに登って行ってというKさんに注意されまくりで思い直して登り始めるとまた周りが見えなくなりでした。
挙句の果てにはもう帰りたい、もういやだーと泣き言ばかりで・・・反省してます^^;
だってよじ登ってもよじ登っても急斜面なんですもん・・・しかも厚着しまくったせいで暑いし
動きづらいし・・・なので途中の写真を撮らなかった事を後悔(._.)
これでたどり着けなかったら泣く(;_;)

やーーーっと尾根までたどり着けました。
墓密集地点から13分後、14:42に到着。かなり長い時間に思えました。
でも、辿り着いたのはいいもののそれらしきものが何も見えません。
嫌な予感・・・やだよ、絶対やだよ
向こうには北本内林道の橋が見えました。
数分前はあそこにいたのに戻りたい・・・

とりあえず諦めたくないので尾根沿いを発電所方向に歩いてみます。
和賀川が見えてきてするとするとーーーー5m程の眼下にあのサージタンクが見えましたーーーー\(^o^)/
さらに発電所まではここから20m程下にあります。もちろんまた急斜面です\(^o^)/

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怖い・・・・
つり橋こわいよ~。 良く渡ったもんだ!! 俺だったらおしっこちびりそう・・・。
次回は発電所へ足を踏み入れるのかな? 楽しみだよ~。
次回は発電所へ足を踏み入れるのかな? 楽しみだよ~。
Re: 怖い・・・・
きよっぺさん、いつもコメントありがとうございます(^^)
吊り橋に驚きましたがそれよりもその後の登りがきつかったです。
次回はどこまででしょうかねー(>_<)楽しみにしていてください!
吊り橋に驚きましたがそれよりもその後の登りがきつかったです。
次回はどこまででしょうかねー(>_<)楽しみにしていてください!