旧島守発電所
今日は前に紹介したいと書いた旧島守発電所をご紹介します。
旧島守発電所は大正3年!(1914)8月八戸水力電気株式会社が八戸地域では是川発電所に次いで二番目の発電所として建設された。
八戸水力電気㈱は明治42年当時八戸商業銀行取締役だった橋本八右衛門、同行支配人木内俊郎の両名は青森県満州視察団として、ウラジオストック等国外を視察した際、電気が産業の原動力となっていることを見聞し、将来八戸町が商工業都市として発展するためには、電気の導入が急務であると痛感し、有志をつのったことが開業の動機だった。この発電所の建設を受け、電力を消費出来る産業、地元資源の石灰岩に結びついた産業として誘致したカーバイト工場が八戸地方の臨海工業地帯の端緒とされている。
以後、上流の世増ダム(*^_^*)の完成により取水が不可能になるため東北電力(昭和26年(1951)に東北電力㈱島守発電所となる)が平成11年(1999)8月1日をもって廃止した。そして85年の歴史に幕をおろした。
現存する水力発電所としては青森県では最古!東北地方でも二番目に古い歴史を誇るのです。
では、参りましょうか。
この発電所は世増ダムサイト下流側すぐ近くにあります。
今は保存公園として生まれかわっています。

保存公園の案内など


この鷹の巣吊橋を渡って行きますよ!

世増ダム四兄弟が見つめています。(>_<)

対岸に着きました!よく整備されています。

じゃーん!これが旧島守発電所建屋です。


【水圧鉄管】落差による圧力を受け止めつつ水車へと水を送る

もっと近くで。かっこいい!!でもうまく撮れない^^;

廃止後、地域の産業遺産として存続の声が高まり東北電力株式会社より南郷村(現八戸市 南郷区)へ産業遺産として無償譲渡された。保存できるものは極力残すことになり、平成12年(2000)3月21日に正式に寄贈された。
作業員の詰め所は廃止、放水路はコンクリートで閉鎖されていますが他はそのまま保存されています。
壊されることなくどういう形でも残してくれて嬉しい。そうじゃなかったら何も知らずにこの地を訪れていたと思う。そんなのは実に悔しいですもの。

では、中を見学します。

こじんまりとした空間で機械が近くでみれてドキドキします。(実はいきなり点いた電気にドキドキしてる^^;)
発電機は大正時代のドイツ製で出力250kwで70~80世帯分の発電をしていたのです。
こうした古い発電機は全国的にも現存が珍しのです!
【圧油槽】圧油装置において操作油を蓄えて各種の補助機械の補給する容器で空気の圧縮膨張の性質を利用し油圧を確保するもの


【ソレノイド】電磁力を利用して電気エネルギーを機械的運動に変換する機能部品

【水車】水の位置エネルギーによって生じた水圧の効果を利用してタービンを回転させ、その力学的な仕事によって電力を得るもの
インサイド方式、横軸双輪単流フランシス式、フォイト製

【発電機】水車によって回転し電気を起こす。シーメンス製
【調速機】水車の回転数を一定に保つとともに出力の調整や緊急時における水車の保護を担う装置

【防磁器】磁性体をもつ部品が必要以上に磁化されることを防ぐ


【遮断器】電力回路・電力機器の正常動作時の負荷電流を開閉するとともに保護断電器と連携して事故電流などを遮断することにより負荷側の設備を保護し上流側への事故を防止する開閉器


建屋周辺も建屋中も綺麗で大切にされているのが伝わってきます。南郷に来るといつも癒されます!これは関係ないのですが世増ダム周辺(展望台など)のトイレはどこもいつも綺麗で感心します。しかも、展望台の方では中で音楽も流れるのです。女性は特にトイレが綺麗な場所に寄りたくなるのではないでしょうか。
さて、話が逸れましたが次は周りなど見てみましょう。
整理整頓!分解工具など。こうして並べられてるとお洒落なインテリアに見えてきます。


水路系統図

木製に淡い青やピンクや黄緑が可愛すぎる。おしゃれー

【直流電源装置】整流器と蓄電池と組み合わせて入力側の電源にトラブルが発生した時に接続されている電気設備に電力を供給する装置

はしご

ここは監査室です。椅子が乱れていますが私ではありません...
あとで直しておきました^^;


監査室へは靴を脱いで上がれます。

【配電盤】変電設備や電力系統の監視と制御を行なうために設ける装置


ここに座って旧島守発電所の資料などが見れます。

かわいいダイヤル式電話!

【島守発電所85年のあゆみ】この資料をじっくり読んでいたらいきなり電灯が切れて暗くなってちょっと怖くなったのは内緒(笑)じっと同じ所にいたから消えてしまったんだろう...私、急に自動で電気が点いたり機械が動いたりするのがとても苦手らしい...例えば尾去沢鉱山の観光坑道の最終の自動で動くエスカレーターとか...毎回驚いてそのあとドキドキが止まらなくなって震える(笑)



当時の写真集。ちょっと見づらい^^;

当時の新聞記事

発電所概要図など

急に暗くなったのがかなり怖くなってこのあとササッと写真と撮って外に出た。

ほら、この写真暗いでしょ。
あと、この上部にテレビがあって当時の映像や南郷の紹介VTRが見れるのですがこの時は見れませんでした。残念だったけどここで前にボタン押したらテレビが点いて怖くなったのを思い出してちょっとホッとした...いや、見たかったですけど。

で、外に出ようとした時また突然電気が点きました^^;
見せていただきありがとうございます。と一礼してお次は屋外設備を見て行きます。

建屋裏側にやってきました。

【変電設備】変電とその監視・制御を行なうための電気工作物

次は水圧鉄管の上にある水槽にやってきました。
【水槽】発電所の出力変動による水の流量変化を吸収する設備



いい感じに苔蒸してます。

あの穴が見たくて腕をのばしたけどこれが限界。

上から見た所。

【放水口】水車を回した後の水を河川へと戻す
コンクリートでガッチリ固められて蓋をされています^^;


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これで紹介は終わりますが以外に世増ダムの動画を載せていなかったので最後にどうぞ。
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旧島守発電所は大正3年!(1914)8月八戸水力電気株式会社が八戸地域では是川発電所に次いで二番目の発電所として建設された。
八戸水力電気㈱は明治42年当時八戸商業銀行取締役だった橋本八右衛門、同行支配人木内俊郎の両名は青森県満州視察団として、ウラジオストック等国外を視察した際、電気が産業の原動力となっていることを見聞し、将来八戸町が商工業都市として発展するためには、電気の導入が急務であると痛感し、有志をつのったことが開業の動機だった。この発電所の建設を受け、電力を消費出来る産業、地元資源の石灰岩に結びついた産業として誘致したカーバイト工場が八戸地方の臨海工業地帯の端緒とされている。
以後、上流の世増ダム(*^_^*)の完成により取水が不可能になるため東北電力(昭和26年(1951)に東北電力㈱島守発電所となる)が平成11年(1999)8月1日をもって廃止した。そして85年の歴史に幕をおろした。
現存する水力発電所としては青森県では最古!東北地方でも二番目に古い歴史を誇るのです。
では、参りましょうか。
この発電所は世増ダムサイト下流側すぐ近くにあります。
今は保存公園として生まれかわっています。

保存公園の案内など


この鷹の巣吊橋を渡って行きますよ!

世増ダム四兄弟が見つめています。(>_<)

対岸に着きました!よく整備されています。

じゃーん!これが旧島守発電所建屋です。


【水圧鉄管】落差による圧力を受け止めつつ水車へと水を送る

もっと近くで。かっこいい!!でもうまく撮れない^^;

廃止後、地域の産業遺産として存続の声が高まり東北電力株式会社より南郷村(現八戸市 南郷区)へ産業遺産として無償譲渡された。保存できるものは極力残すことになり、平成12年(2000)3月21日に正式に寄贈された。
作業員の詰め所は廃止、放水路はコンクリートで閉鎖されていますが他はそのまま保存されています。
壊されることなくどういう形でも残してくれて嬉しい。そうじゃなかったら何も知らずにこの地を訪れていたと思う。そんなのは実に悔しいですもの。

では、中を見学します。

こじんまりとした空間で機械が近くでみれてドキドキします。(実はいきなり点いた電気にドキドキしてる^^;)
発電機は大正時代のドイツ製で出力250kwで70~80世帯分の発電をしていたのです。
こうした古い発電機は全国的にも現存が珍しのです!
【圧油槽】圧油装置において操作油を蓄えて各種の補助機械の補給する容器で空気の圧縮膨張の性質を利用し油圧を確保するもの


【ソレノイド】電磁力を利用して電気エネルギーを機械的運動に変換する機能部品

【水車】水の位置エネルギーによって生じた水圧の効果を利用してタービンを回転させ、その力学的な仕事によって電力を得るもの
インサイド方式、横軸双輪単流フランシス式、フォイト製

【発電機】水車によって回転し電気を起こす。シーメンス製
【調速機】水車の回転数を一定に保つとともに出力の調整や緊急時における水車の保護を担う装置

【防磁器】磁性体をもつ部品が必要以上に磁化されることを防ぐ


【遮断器】電力回路・電力機器の正常動作時の負荷電流を開閉するとともに保護断電器と連携して事故電流などを遮断することにより負荷側の設備を保護し上流側への事故を防止する開閉器


建屋周辺も建屋中も綺麗で大切にされているのが伝わってきます。南郷に来るといつも癒されます!これは関係ないのですが世増ダム周辺(展望台など)のトイレはどこもいつも綺麗で感心します。しかも、展望台の方では中で音楽も流れるのです。女性は特にトイレが綺麗な場所に寄りたくなるのではないでしょうか。
さて、話が逸れましたが次は周りなど見てみましょう。
整理整頓!分解工具など。こうして並べられてるとお洒落なインテリアに見えてきます。


水路系統図

木製に淡い青やピンクや黄緑が可愛すぎる。おしゃれー

【直流電源装置】整流器と蓄電池と組み合わせて入力側の電源にトラブルが発生した時に接続されている電気設備に電力を供給する装置

はしご

ここは監査室です。椅子が乱れていますが私ではありません...
あとで直しておきました^^;


監査室へは靴を脱いで上がれます。

【配電盤】変電設備や電力系統の監視と制御を行なうために設ける装置


ここに座って旧島守発電所の資料などが見れます。

かわいいダイヤル式電話!

【島守発電所85年のあゆみ】この資料をじっくり読んでいたらいきなり電灯が切れて暗くなってちょっと怖くなったのは内緒(笑)じっと同じ所にいたから消えてしまったんだろう...私、急に自動で電気が点いたり機械が動いたりするのがとても苦手らしい...例えば尾去沢鉱山の観光坑道の最終の自動で動くエスカレーターとか...毎回驚いてそのあとドキドキが止まらなくなって震える(笑)



当時の写真集。ちょっと見づらい^^;

当時の新聞記事

発電所概要図など

急に暗くなったのがかなり怖くなってこのあとササッと写真と撮って外に出た。

ほら、この写真暗いでしょ。
あと、この上部にテレビがあって当時の映像や南郷の紹介VTRが見れるのですがこの時は見れませんでした。残念だったけどここで前にボタン押したらテレビが点いて怖くなったのを思い出してちょっとホッとした...いや、見たかったですけど。

で、外に出ようとした時また突然電気が点きました^^;
見せていただきありがとうございます。と一礼してお次は屋外設備を見て行きます。

建屋裏側にやってきました。

【変電設備】変電とその監視・制御を行なうための電気工作物

次は水圧鉄管の上にある水槽にやってきました。
【水槽】発電所の出力変動による水の流量変化を吸収する設備



いい感じに苔蒸してます。

あの穴が見たくて腕をのばしたけどこれが限界。

上から見た所。

【放水口】水車を回した後の水を河川へと戻す
コンクリートでガッチリ固められて蓋をされています^^;


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これで紹介は終わりますが以外に世増ダムの動画を載せていなかったので最後にどうぞ。
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